コンサルタントについて

コンサルタントの資格取得までの経緯の紹介

「知的障害を持つ人たちが、自分たちのことは自分たちで決め、その人らしいくらしができるよう支援したい。そして、一人の人間として大切にされる地域社会を作りたい」と思って、1993年に法人を設立し事業をスタートさせました。またたくまに20年がたちました。
その間、障害を持つ人たちや家族がどうしたらよりよい生活ができるかを考え、支援してきましたが、自閉症の人への支援は、「これで良いのかな・・・?」という疑問が常にありました。RDIに出会うことにより、「RDIをもっと深く知りたい」と思い、コンサルタントになることを決めました。
そして2013年5月、林 淑美と、職員の油井 未那美が、日本で6番目と7番目のRDI認定コンサルタントになることができました。

研修中の2年間に撮りためたビデオを改めて見直しました。最初は一人で遊ぶことが多かった子供とその様子を見守っていた両親が、2年後に楽しそうに追いかけっこをしながら遊ぶようになるまでのプロセスを改めて確認することができました。その時に、コンサルタントとして認定されたことを心から喜ぶことができました。
当面、私は大人の人たちや家族・支援者を中心に、アプローチをしていきます。障害を持つ人たちが人と関わるのが楽しくなることや、家族や支援者が当事者との関わりがより楽しくなり新しい発見ができることのお手伝いをしたいと思っています。

RDIでは親子が”Guiding Relationship”(ガイド関係)を作ることが大切にされています。上手にリードしリードされるこの関係は、お互いに相手のことを信頼し合っていなければ成り立たないので「信頼関係」と言い換えることができるかもしれません。そのように考えると、職場での教育からクラブ活動、兄弟や友達同士での教え合いなどさまざまな場面に当てはめて考えることができます。
RDIを通して親子が、あるいは、支援する人とされる人が共に過ごすことや、やりとりすることを楽しいと思えるようなお手伝いができればと考えています。