2018年03月30日

第6回RDI実践報告会の報告

少し遅くなりましたが、第6回RDI実践報告会の報告です。

今回は3部構成で、参加者31名で行われました。

第1部は、おなじみ池下さんの参加型の講義。基本から応用まで「経験共有のコミュニケーション・応用編」。第2部は実践課程の一進一退感や登山の活き活きとした様子が興味深かった「大人の自閉症・知的障害を持つ当事者との取り組み:一歩一歩ゆっくりと」。

第3部は、岸本先生のRDIコンサルタントになるきっかけも含め、RDIの目指しているところや、実践の方法をくわしくわかりやすい「RDIの実践と課題」。

3本とも非常に興味深く、面白いものでした。そのなかで印象に残ったことは、脳は常にダイナミックで変化している。どのようなタイプの思考(量ではなく質)をしたかによりどのように脳が発達するのかが決定される。そして永遠に変化し続ける。ここを押さえることで、RDIが決して子ども限定でなく、大人や誰に対しても有効で、親や支援者がRDIをするきっかけになったり、続けていく根拠になるのだろうと思います。

そして、そのことを踏まえることで、RDIの目指すゴールに、上手くいかないことがあっても、あきらめずに向かっていけるものと感じました。RDI実践報告会は今回で一区切りになりますが、RDI初体験の人にはスタート、経験者には再スタートを切るために、締めくくりにふさわしい講義だったと感じました。

大人の実践報告で使用した映像、希望のつばさ第14回はこちらから。http://pansymedia.com/