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2018年の4月からパンジーⅡに通っているEさんは今年で3年目を迎えました。
支援学校を卒業して今年で21歳になります。重度の自閉症と診断されています。
通所が始まったころのEさんは私たちとの関係が上手く築けず、服を脱いでしまったり、1人で個室にこもってしまったり、パンジーⅡで過ごしていくうえで課題となることが多かったように記憶しています。軽作業をする上でも私たちに手を握って欲しくて、もっと別の関りが欲しくて自分本位になりすぎて、なかなか軽作業に取り組めないことも多かったです。
そんな中でRDIコンサルタントの池下さんに相談を開始し、何人かの支援者で取り組みを始めました。
支援者とともにお茶をコップに入れたり、物を運んだりを続けていくうちに、椅子に座って軽作業にも取り組むことができるようになりました。最初はどのような支援が必要なのか迷ってしまうこともありましたが、RDIの取り組みを続けていく中で、Eさんは私たちの思いや行動を意識してくれていることがわかりました。
2020年9月現在。以前のように対応を迷う行動はほとんど無くなり、Eさんは共に歩いている支援者が立ち止まると、気遣って立ち止まるなど、今まで以上に支援者を意識するようになっています。
今後もどんどん変化していくEさんと活動の幅を広げたり、自立に向けて共に歩んでいきたいと、強く感じました。